やはり。。。

kamijo22009-05-13

中国の温家宝首相が、3月13日、北京で、「中央政府は香港やマカオの経済発展を全力を挙げて支援する。祖国は永遠に香港とマカオの強固な後ろ盾である」と述べたことだ。
これは、全人代閉会後の記者会見での発言だが、これを聞けば、いかに中国が香港とマカオを重要視しているかが理解できよう。

温家宝首相の発言の中身は、以下のとおり。
「香港は国際金融センターとして、金融の安定を維持することは国際金融危機に対応するうえで最も重要だ。中央政府は、内陸と香港との金融協力を強化し、香港において人民元で決算するサービス方案をできるだけ早く実施していく。香港や珠海、マカオを繋ぐ大橋の工事の融資問題はすでに解決され、今年中に工事を開始する。また、今年中にCEPA(中国大陸と香港との経済貿易関係緊密化協定)の補充議定書に調印し、香港に対するサービスの開放を拡大していく。そして、中央政府マカオの適度に多元化した経済発展を実現させる新しい措置を準備する。さらに、香港とマカオはアジア金融危機に対応した経験がある。われわれは、特別行政区政府の指導の下で、香港とマカオの人民が困難を克服し、繁栄と安定を引き続き維持していくことが出来ると確信する」(ソース:CRI Online)

珠江デルタが世界第3の大都市圏に

もう1つの注目すべきニュースは、同じく中国要人の次のような発言だ。
「大珠江デルタが、ニューヨーク、東京に次ぐ世界第3の大都市圏になる」
これは、2月1日、広州で行われた「珠江デルタ地区改革発展計画綱要」に関する報告会の席上で、中国国家発展改革委員会の杜鷹副主任の発言である。彼は、さらにこう述べたという。
珠江デルタの9都市と香港・マカオを含む大珠江デルタは、ニューヨークと東京 都市圏に迫る世界第3位の大都市圏に成長した」
杜副主任は、広東省・香港・マカオの 3地域の総生産額は単一経済体として計算すると、アジアでは日本、韓国、インドに僅差で続いていると 指摘。さらに、珠江デルタの9都市に香港・マカオを加えると、その規模はロンドン都市圏をしのぎ、世界では ニューヨークと東京都市圏に迫る位置につくというのである。(ソース:Searchina